【2023年版】焼肉チェーンの店舗数ランキング
2023年10月16日 | 業界・地域分析
「たまの贅沢」といえば 多くの庶民が思い浮べる「外食での焼肉」。最近の店舗数はどのように動いているのでしょうか。
今回は、当社のチェーン店データを元に、焼肉チェーンの1年間(2022年7月~2023年7月)の店舗数推移やチェーン別ランキング、前年同月比増減状況などを集計しました。また、どのチェーンがどの地域に多く展開しているか、都道府県別の分布状況も探ってみました。
データの集計方法について
- 集計元のチェーン店データは、チェーン店の公開情報を当社が調査・収集したものです。すべてのチェーン店を網羅したものではありません。また、実態とは異なる場合がありますのでご了承ください。
- 2023年7月時点で、国内に10店舗以上展開しているチェーン店を集計の対象にしています。
- 当社のチェーン店データ調査・収集は毎月を基本としていますが、隔月など定期収集のチェーンもあります。表・グラフの対象月に収集がなかったチェーンの場合、当月時点で最新のデータを記載しています。
- 店舗数の増減率(%)は、2023年7月と2022年7月の対比で算出しています(小数点3位以下は四捨五入)。
目次
【月別推移】焼肉チェーン店舗数
(チェーン全体、2022年7月~2023年7月)
↑0.03% 1年前に比べて1店舗増えただけの「横ばい」
焼肉チェーン全体の店舗数推移(2022年7月~2023年7月)をみると、1年を通して 増加数(33店)の方が減少数(32店)より1店舗だけ多いため、2023年7月と2022年7月を比較した前年比では 0.03%増の ほぼ横ばいとなりました。
マイナスにこそならなかったものの、2022版(2021年7月~2022年7月)では 高めの増加率(約3.5%増)を示していたため、焼肉チェーンの国内出店事情に変化があったことが窺えます。
店舗数の増減率(前年同月比)
業種 | 2022年7月 | 2023年7月 | 増減率(%) |
---|---|---|---|
焼肉チェーン | 2,954 | 2,955 | +0.03 |
【2023年版】焼肉チェーン 店舗数ランキング
増加・減少チェーンの数は同じ 増加率30%超えもあり
チェーン別店舗数ランキングを7月の前年同月比でみると、30チェーンのうち 増加チェーンと減少チェーンが 12ずつで、プラスマイナスゼロが 6チェーン。「業界全体の店舗数が横ばい」の状況と一致する結果となっています。
ランキング上位企業で減少チェーンが目立つ中、2位の「焼肉きんぐ」は6.99%増、数にして20店舗増と順調に店舗数を伸ばしています。2022年版で急速な伸び(63.64%増)をみせていた 6位「ときわ亭」は、今回勢いはやや落ち着いたものの、依然として高い増加率(21.11%増)となっています。コロナ禍「ひとり焼肉」で話題を呼んだ「焼肉ライク」も、13.25%増と2ケタ増をキープしています。
増加率 30%を超える高い伸びをみせているのは、ランキング10位の「熟成焼肉いちばん(30.30%・20店舗増)」と、16位の「カルビ大将(35.71%・15店増)」。どちらのチェーンも運営会社がブランド転換や業態転換を積極的に進めており、社内の他ブランドから両ブランドへの転換がそれぞれ進んでいます。今回の大幅増により「熟成焼肉いちばん」は 2022年版の13位から10位へ、「カルビ大将」は 18位から16位へ順位を上げています。
また、木曽路グループの「くいどん」も、5店舗増えて19.23%増と 高い増加率を示しています。
一方、2ケタ台の減少率となっているのは、ランキング3位「七輪焼肉安安(11.41%減)」、15位「焼肉トラジ(12.12%減)」、27位「炭火焼き肉七輪房(10.71%減)」。このうち「焼肉トラジ」と「炭火焼き肉七輪房」は、2年連続の減少となっています。
チェーン別店舗数ランキング(上位30チェーン)
順位 | チェーン名 | 2022年7月 | 2023年7月 | 増減率(%) |
---|---|---|---|---|
1位 | 牛角 | 587 | 571 | -2.73 |
2位 | 焼肉きんぐ | 286 | 306 | +6.99 |
3位 | 七輪焼肉安安 | 184 | 163 | -11.41 |
4位 | 安楽亭 | 166 | 153 | -7.83 |
5位 | 牛繁 | 157 | 148 | -5.73 |
6位 | ときわ亭 | 90 | 109 | +21.11 |
7位 | あみやき亭 | 108 | 98 | -9.26 |
8位 | 焼肉ライク | 83 | 94 | +13.25 |
9位 | ワンカルビ | 89 | 89 | 0 |
10位 | 熟成焼肉いちばん | 66 | 86 | +30.30 |
11位 | 大阪焼肉・ホルモン ふたご | 76 | 79 | +3.95 |
12位 | 情熱ホルモン | 78 | 71 | -8.97 |
13位 | カルビ丼とスン豆腐専門店 韓丼 | 69 | 70 | +1.45 |
14位 | 叙々苑 | 58 | 60 | +3.45 |
15位 | 焼肉トラジ | 66 | 58 | -12.12 |
16位 | カルビ大将 | 42 | 57 | +35.71 |
17位 | 焼肉なべしま | 54 | 54 | 0 |
18位 | 肉匠坂井 | 50 | 50 | 0 |
18位 | やまなか家 | 40 | 40 | 0 |
20位 | じゅうじゅうカルビ | 42 | 39 | -7.14 |
21位 | 焼肉五苑 | 37 | 37 | 0 |
22位 | 炭火焼肉屋さかい | 37 | 35 | -5.41 |
23位 | カルビ屋 大福 | 31 | 31 | 0 |
23位 | くいどん | 26 | 31 | +19.23 |
25位 | 焼肉の牛太 | 29 | 30 | +3.45 |
26位 | しちりん | 27 | 26 | -3.70 |
27位 | 炭火焼き肉七輪房 | 28 | 25 | -10.71 |
27位 | 焼肉ぐりぐり家 | 23 | 25 | +8.70 |
27位 | 味ん味ん | 24 | 25 | +4.17 |
27位 | 焼肉の和民 | 26 | 25 | -3.85 |
◎参考情報:
上位チェーンの2022年以前の店舗数 経年推移(2018~2022年、7月時点)が【2022年版】【年推移】チェーン別 店舗数 で確認できます。
ランキングは当社のチェーン店舗データをもとに作成しています
日本ソフト販売が提供する、全国のチェーン店舗データ(飲食店・コンビニ・ドラッグストアなど)についての詳しいサービス情報は、こちらからご覧いただけます。
【地域分布】各チェーンの都道府県別出店状況(上位10チェーン、2023年7月時点)
牛角 ~首都圏 1都3県の店舗数で全体の4割超、特に東京が断トツ~
当社データから都道府県別の出店状況をみると、47都道府県すべてに店舗があり、最も多いのは東京都(107店)で、神奈川県(59店)、千葉県(41店)、埼玉県(33店)、北海道・静岡県(各21店)、と続きます。全体の約42%が首都圏の1都3県に分布しており、特に東京都が飛びぬけて多くなっています。
一方、3店舗以下と少ない県は西日本に多く、九州(6県)や四国(3県)の県が目立っています。
運営会社は、コロワイドグループの「株式会社レインズインターナショナル(横浜市)」。同社では2021年10月から牛角の新業態(牛角食べ放題専門店、牛角焼肉食堂)を展開し、郊外・ロードサイドへの出店を強化しています。
コロワイド社「第62期第1四半期(2023年4月1日~6月30日)報告」のセグメント業績よると、レインズインターナショナルの売上収益、事業利益、営業利益ともに前年同期を大きく上回っており、順調な回復状況が窺えます。
牛角ホームページでは、台湾や米国、シンガポールなど11か国での海外展開が紹介されています。また、2023年3月に親会社のコロワイドが海外出店を増やす方針を発表しており、牛角中心に東アジアで日本食店を増やすとともに、中東やアフリカにも進出する計画です。
焼肉きんぐ ~埼玉・神奈川・愛知が同水準 郊外中心の展開~
都道府県別の分布状況をみると 45都道府県で店舗展開しており、多い順に埼玉(26店)、神奈川(25店)、愛知(24店)、千葉(22店)、東京(20店)。大都市圏への出店が多めながら、東京都より周辺県の方が多いため、郊外に重心を置いた展開であることが窺えます。全体的に都道府県それぞれの店舗数は少なめながら、広域に展開している点が特徴的です。
一方、鳥取・島根県には店舗がなく、秋田・奈良・高知県は 今のところ 1店舗に止まっています。
運営会社は「株式会社物語コーポレーション(愛知県豊橋市)」。同社の2023年6月期(2022年7月1日~2023年6月30日)決算短信によると、焼肉部門直営店の売上高は、前期比25.3%増と大きく増加しています。その後の7・8月 月次売上高前期比(当社国内直営店+FC店)も、それぞれ109.8%、113.2%と好調が続いています。
同社では、焼肉部門の今後の取り組みとして、郊外ロードサイドへの出店をさらに拡大させるとともに、新たなロケーションの開拓(都市型ビルイン店舗や大規模商業施設ビルイン店舗)も挙げています。
同グループ全体の海外店舗数は 21店舗(2023年6月期末)で、2024年6月期中にさらに29店舗を出店する計画です。
七輪焼肉安安 ~10都府県が出店エリア 沖縄が3番目に多い~
都道府県別出店状況をみると、店舗数3位ながら、10都府県が出店エリアと範囲は限定されています。最も多いのは本拠地の神奈川県(45店)で、次いで東京都が43店の同水準で続いています。3番目が沖縄(17店)で、その後に千葉(16店)、埼玉(13店)の首都圏、北海道(12店)、と続いています。
神奈川・東京が全体の約 54%を占め、大阪(8店)・愛知(4店)の大都市圏よりも沖縄と北海道に多く進出している点が特徴的です。
運営会社は「株式会社富士達(横浜市)」。同社ホームページによると、近年の売上高は 2020年7月期の約96億円から2021年7月期に約65億円と減少したものの、2022年7月期には約76億円と増加に転じています。ただ、コロナ禍前の水準にはまだ及ばない状況です。
安楽亭 ~関東地方と静岡県がエリア 埼玉が全体の40%占める~
「安楽亭」の店舗展開も、8都道府県に限定されています。最も多いのは埼玉県(62店)で、2番目は東京(36店)、神奈川(23店)、千葉(18店)、と続きます。首都圏中心に店舗が多く、特に本拠のある埼玉の店舗数が全体の約40%を占めています。
首都圏以外は、静岡(6店)、茨城(4店)、栃木・群馬(各2店)。関東地方と静岡県が同ブランドの出店エリアとなっています。
運営会社は「株式会社安楽亭(さいたま市)」。ランキング27位の「炭火焼き肉七輪房」も同社が展開しています。
2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)決算短信(連結)によると「安楽亭業態」の売上高は前年同期比16.5%増で、前年同期は損失となった営業損益も利益に転じるなど、順調な回復を続けています。一方、2024年3月期 第1四半期(2023年4月1日~6月30日)決算短信では「安楽亭・七輪房業態」で売上高を発表しており、前年同期比5.8%減ながら、セグメント利益(営業利益)を上げています。
同社では2016年に直営子会社の「安楽亭ベトナム株式会社」を設立し、ホーチミン市で2店舗を展開しています。
牛繁 ~首都圏 1都3県と山梨県がエリア 東京に68%が集中~
当社のデータから都道府県別の出店状況をみると、首都圏の 1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)と、プラス山梨県が「牛繁」の展開エリアとなっています。ただし、東京都に101店と全体の68%が集中しており、その他の地域は 神奈川(17店)、埼玉(15店)、千葉(11店)、山梨(4店)、といった分布です。
運営会社は「株式会社牛繁ドリームシステム(東京都新宿区)」。売上高等は公開資料がないのでわかりません。
近年グローパル展開に力を入れており、ベトナムで6店、香港 2店、アメリカに1店と(2023年10月現在)、着実に海外出店エリアを広げています。
ときわ亭 ~本拠地は宮城、フランチャイジーにより急拡大~
同チェーンは 21都府県に出店しており、店舗数が最も多いのは東京都(31店)で、2番目が本拠地の宮城県(28店)、神奈川県(15店)、大阪府(9店)、千葉県(4店)、と続いています。
関東以外はまだ未進出の地方が多いものの、1店のみ進出が12府県(福島、栃木、新潟、静岡、愛知、京都、奈良、広島、愛媛、福岡、長崎、大分)と広域にあり、周辺への広がりを予想させる展開状況となっています。
運営会社は「株式会社常盤食品(仙台市)」。元々は仙台市を中心に「仙台ホルモン・焼肉 ときわ亭」の看板で展開するローカルチェーンでしたが、エリアフランチャイズ契約を結んだ「GOSSO株式会社(東京都)」との提携により、2020年頃から“0秒レモンサワー”を店名に冠した店舗を 首都圏中心にスピード出店しています。店舗数はここ1年(2023年7月と2022年7月を比較)でみても、19店と大きく増加しています。
あみやき亭 ~本拠地・愛知の近県と、関東1都3県で展開~
当社データから都道府県別の出店状況をみると、「あみやき亭」は 8都県に展開しており、最も多いのは本拠地がある愛知県(64店)で、2番目は三重県(12店)、3番目が岐阜県(11店)。以降、東京(5店)、埼玉・神奈川(各2店)、千葉(1店)と関東地方が続きます。近畿地方の滋賀県にも1店出店しています。
運営会社は「株式会社あみやき亭(愛知県春日井市)」。同社の2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日) 決算短信(連結)によると、焼肉事業(※1)の売上高は前年同期比22.3%増と大幅に増加。2024年3月期第1四半期(2023年4月1日~6月30日)の焼肉事業(※2)では、前年同期比1.3%の若干増となっています。
※1 「あみやき亭」のほか、「あみやき亭PLUS」「どんどん」など7ブランドの実績が含まれています。
※2 「あみやき亭」、上記7ブランドに加え、新規連結子会社 14店舗(ホルモンセンターほか)の実績が含まれています。
焼肉ライク ~東京・神奈川が全体の53%を占める~
都道府県別の出店状況をみると、22の都道府県に店舗があり、東京都(38店)と神奈川県(12店)で全体の53%を占めています。この2都県以外では、大阪(9店)、千葉(6点)、埼玉(4店)と続きます。「ときわ亭」と同様に1店のみの出店が 11県と多く、四国地方にはまだ出店がありません。
運営会社は、ダイニングイノベーショングループ傘下の「株式会社焼肉ライク(東京都渋谷区)」。2018年8月に1号店がオープンし、以来急速に店舗数を伸ばしています。当社データでは、2022年7月は前年同月に比べて 18店舗増、2023年7月の前年同月比も 11店舗増と高水準の出店を続けています。
ダイニングイノベーションはグローバル展開を積極的に進めており、同社ホームページによると「世界12か国 406店を運営」とのこと。このうち「焼肉ライク」は、UK(イギリス)、シンガポール、インドネシア、台湾、中国、タイ、で展開されています。
ワンカルビ ~近畿地方中心に、九州の一部と首都圏で展開~
当社のデータから都道府県別の出店状況をみると、10都府県で展開しており、本拠地・大阪市(36店)が最も多く、兵庫(19店)、福岡(16店)と続きます。以降は、奈良(8店)、東京・神奈川・滋賀(各3店)、京都(2店)、埼玉・佐賀(各1店)となっています。近畿地方中心に、九州の一部と首都圏で展開されており、その他の地方は未進出です。
運営会社は「株式会社ワン・ダイニング(大阪市)」。コロナ禍の影響により、近年ホテルレストランなどでも採用が進んでいる「テーブルオーダーバイキング(※)」を、同社では他の焼肉チェーンよりも先行して(2006年~)始めています。
※席を立って料理を取るのではなく、注文したら席まで持ってきてくれるバイキング(食べ放題)方式。
熟成焼肉いちばん ~関東・近畿地方に多く出店~
当社データから都道府県別の出店状況をみると、店舗数最多は茨城県と大阪府で、14店舗ずつと並んでいます。3番目以降は 千葉(10店)、兵庫(9店)、神奈川(8店)、の順で続きます。17都府県に展開しており、近畿・関東地方でそれぞれ5都府県ずつと多く、中部・北陸が 4県、中国 2県、沖縄県、といった構成になっています。未進出の地域は、北海道・東北、四国、九州です。
運営会社は、ゼンショーホールディングス(HD)のグループ会社「株式会社TAG-1(東京都港区)」。焼肉「宝島」も同社が運営しています。
「熟成焼肉いちばん」のブランドは2016年にスタート。当社(日本ソフト販売)のデータを遡ると、2018年~2023年(各7月)の店舗数推移は、17店→18店→33店→42店→66店→86店 と右肩上がりに増加し、2023年7月は5年前の 5倍に成長しています。
同ブランドの店舗増加はグループ内の業態転換によるところが大きく、ここ約1年(2022年7月~2023年9月)の間でみても、「宝島」から18店、「牛庵」から3店が「熟成焼肉いちばん」としてオープンしています(「熟成焼肉いちばん」ホームページのお知らせ一覧より確認)。
ゼンショーHDでは、海外で「すき家」を中心に、チキンライスやテイクアウト寿司店をチェーンを展開しているものの、焼肉業態は未進出です。
【まとめ】一部チェーンを除けば、純粋な新規出店は 頭打ち状態か?
決算が公開されている大手チェーンや外食グループ傘下の焼肉チェーンの状況をみると、2022年はおおむね前年に比べて売上高を伸ばし、新型コロナ感染症が5類に移行した2023年の春以降も順調に増加を続けています。
ただ、売上の伸びにもかかわらず、焼肉チェーン全体の店舗数は2022年と比べて横ばいとなり、寿司チェーンなどと同様に伸び悩んでいます。
そもそも焼肉チェーンはコロナ禍にあっても比較的好調な「勝ち組」業種とみられてきました。しかし、今回2023年版の店舗数をみると、「増えたチェーン」と「減ったチェーン」が拮抗状態にあります。しかも、焼肉チェーンは2ケタ台の大きな増加・減少が多く、7月集計のほかの飲食業種チェーン(ラーメン、ファミリーレストラン、寿司)の動向と比べても、振れ幅の大きさが際立っています。
店舗数ランキングの項でも触れましたが、大幅な増加率を示したチェーンの運営会社は大手外食グループの傘下に入っており、増加の内訳は、グループ内の他の焼肉ブランドや他業態からの転換による部分が大きいといえます。このように、グループ内の業態転換が多い場合には、増えるブランドがあると同時に減るブランドがあるため、全体の数はそれほど増えないことになります。
また、店舗数が現状維持 または 減少している(店舗が増えていない)チェーンをみると、グループ経営によるマルチブランド展開ではなく、焼肉業態単体か焼肉ブランド主体のチェーンが目立っています。
つまり、近年伸び盛りの一部のチェーンを除けば、国内での純粋な新規出店は 頭打ち状態に入ったといえそうです。
「コロナ下の勝ち組」とみられただけに、近年居酒屋など他業態からの参入も目立った焼肉チェーン業界。競合激化でこのまま店舗数は減少基調をたどることになるのか、それとも人気飲食業態として新しい強みを発揮していくのか、今後の動向が気になるところです。
本記事は当社のチェーン店舗データをもとに作成しています
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